円熟味をましたサッカー・サイボーグ

緊迫したアルゼンチン代表との準々決勝で、終了直前のロスタイムに、クレメンスからのロングパスを素晴らしいタッチでコントロールするとともにディフェンダーをかわし、その足で決勝ゴールを蹴り込んだ。
柔軟なボールコントロールと冷静なシュートでゴールを量産するストライカー。
自らの攻撃センスもさることながら、長身を活かしたポストプレーも絶品。
とくに彼のトラップは芸術的である。
攻撃的ミッドフィルダーのポジションでは司令塔の役目を果たし、自らも積極的に点を取りに行く。
世界大会での華麗なそして重要なゴールは、オランダ代表としての新記録となる通算36得点目となった。
名門クラブで技を磨き、ボールコントロールの巧さとシュート時の冷静さで多くのゴールを挙げた。
オランダ攻撃サッカーの申し子。